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岸本外国法事務弁護士事務所

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紛らわしい言葉

2025.09.22

渋谷駅のバスターミナルで、新宿駅西口行きのバスを待っていたときのこと。

 

近くにいた外国人が「これって新宿駅への直行バスなのかな?」と話しているのが聞こえてきました。

 

私は「いやいや、途中の停留所にも止まりますよ」と説明。

すると彼は(スマホの翻訳アプリをみながら)バスの車体を指さして、

「でも“ノンストップバス”って書いてあるじゃないか!💢」と得意げに反論してきます。

 

よく見ると、それは「ノンストップ」ではなく「ノンステップ」。

そう、“階段がないバス”のことだったのです。

 

勘違いに気づいた瞬間、もう吹き出さずにはいられませんでした。

思い返せば20年前、アメリカから帰国したばかりの私も同じ罠にはまった経験が…。

 

ちなみに「ノンステップバス」は和製英語。英語では “low-floor bus” とか “step-free bus”。
“non-stop” と混同したら、そりゃあ外国人も混乱するのは当然です。

 

言葉って本当に紛らわしい。

他にも、間違えたら大惨事になりそうな組み合わせが色々あります。

  • 「シーサー」と「シークワーサー」──飲み物頼んだら石像が来たらビックリ。
  • 「インフルエンサー」と「インフルエンザ」──どっちも人にうつります。
  • 「マライア・キャリー」と「マラリアキャリー」──一文字違いで命がけ。
  • 「エクストラバージン」と「エクストラマージン」──オリーブオイルなのか利益率なのか。

 

言葉って奥深いけれど、たまに爆笑トラップを仕掛けてきますね(笑)。