ブログ
私たちの中にある小さな宇宙(序文)
2026.03.20
私たちは日々、自分の体や心とともに生きています。
しかし、その仕組みについては、意外なほど知らないことが多いものです。
耳の中の小さな耳垢、眠りの中で見る夢、ふとした瞬間にこぼれる涙、人のあくびにつられて出てしまうあくび、思わず笑ってしまう瞬間、音楽に心が動かされる感覚、そして毎晩訪れる眠り。
どれも特別な出来事ではなく、私たちの生活の中にごく自然に存在しているものです。
けれども、少し立ち止まって考えてみると、そこには人体の巧妙な仕組みや、脳の働き、そして人間という存在の奥深さが隠れていることに気づきます。
科学は多くのことを明らかにしてきましたが、それでもまだ解けていない謎は数多く残されています。
私たちの体と心の中には、まだ知られていない世界が広がっています。
そう考えると、人間という存在そのものが、ひとつの小さな宇宙なのかもしれません。
本連載では、私たちの身の周りにある「小さな宇宙」を、一つひとつ見つめていきます。
今回取り上げるテーマは、次のとおりです。
第1回 序文 私たちの中にある小さな宇宙
第2回 身体 耳垢という小さな宇宙
第3回 脳 夢というもう一つの宇宙
第4回 感情 人はなぜ涙を流すのか
第5回 共感 あくびはなぜうつるのか
第6回 社会性 人はなぜ笑うのか
第7回 芸術 人はなぜ音楽に感動するのか
第8回 最終章 人はなぜ眠るのか