私の周りでもよく、「在宅介護は本当に大変だ」と耳にすることがあります。

ましてや、持病を抱えた高齢の方を支えるとなれば、その苦労は計り知れません。

今回は、私の仲間の方が書かれた本をご紹介します。

末期のパーキンソン病を患ったお父さまが、病気と闘う中でコロナにもかかり、生死の境をさまよう――そんな危機的な状況の中で、家族全員で力を合わせ、マクロビオティックの食事法を取り入れながら在宅介護に挑んだ記録です。

何度も試練にさらされながらも、前を向いて支え合う家族の愛と努力が、ページを通してひしひしと伝わってきます。

巻末には、お父さまに提供したマクロビオティック介護食のレシピや、症状別に役立つお茶や漢方薬が写真付きで紹介されていて、西洋医学だけでは補えない貴重な情報も満載です。

介護に関わる方や、食事で体を整えたい方にとって、実践的で心強い一冊だと思います。