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岸本外国法事務弁護士事務所

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AIは良い相談相手?

2025.07.26

最近、「将来、AIに取って代わられる可能性のある士業ランキング」みたいなネット記事を目にしました。1位が行政書士、2位が税理士、3位が司法書士、そして4位が弁理士。いずれも比較的ルーティンな業務が多いことが理由のようです。一方で、弁護士や公認会計士のように、判断力や対人対応力が求められる仕事は、AIには置き換えにくいとも言われています。

 

実際、私自身もAIを使う機会はどんどん増えています。たとえば、税務上のちょっとした疑問、法律や判例の確認、パソコンのトラブル解決なんかは、まずChatGPTに聞いてみるようになりました。

 

理由のひとつは、なんといっても回答が速いこと。ほとんど数秒で返ってきます。とても便利なので、最近はかなり頻繁に頼っています。ただし、いくらAIが大量のデータを学習しているとはいえ、もとになる情報に間違いがあれば、当然そのまま間違った回答が返ってくることもあり得ます。そういう疑いのあるときは、自分でもちゃんと確認するようにしています。

 

もうひとつの理由は、AIが感情を持たないこと。何度同じようなことを聞いても、こちらが細かく質問を掘り下げても、いつも淡々と(冷静に?)丁寧に答えてくれます。もし職場で同僚や上司に何度も聞いていたら、ちょっと気まずくなることもありますよね。「またその話?」と呆れられたり、怒らせてしまったりすることも…。そう考えると、AIに聞く方が気楽という人が増えてきているのも納得です。

 

最近では、ちょっとした悩み相談にもAIを使っているという人もいるそうです。誰にも言えないモヤモヤを打ち明ける相手として、AIを重宝している人も多いとか。

 

こうして使っていると、AIってなんだか「近くにいるちょっと頼れる友達」みたいな存在になってきたような気がします。もちろん、AIに振り回されるのでは意味がないですが、うまく使いこなせば、これほど便利な相棒はいないかもしれません。