2022年9月、USPTOの実用特許審査官は、出願内容と類似する文献をより効果的に特定することを目的としたAI支援機能「Similarity Search（SimSearch）」を利用して、先行技術調査を開始しました。審査官は、検索結果を適用するか否かについて自由裁量を保持しています。

新たなSimSearchは、他の検索ツールを置き換えるのではなく補完するためのものであり、クラウド上の最新Webプラットフォームで構築されたUSPTO内部検索ツール「Patents End-to-End（PE2E）Search」から利用できます。

SimSearchは、調査対象となる出願のテキストを使用してAI検索クエリを生成し、関連性順に並んだ検索結果を提供し、出願書類が補正によって更新された場合には、SimSearchで簡単に更新後の検索結果を生成できるようになりました。さらに、SimSearchでは、出願情報の特定部分を強調して検索結果を絞り込み、関連する先行技術や類似文献をより容易に特定できます。