
米国知財便り
米連邦巡回控訴裁判所(CAFC)、98歳判事の職務停止を延長
2025.08.01
CAFCの判事3名からなる特別委員会は2025年7月28日、98歳のポーリーン・ニューマン判事に対し、裁判所指定の医師による認知機能検査の受診を繰り返し拒否し、調査を妨害しているとして、職務停止をさらに1年間延長し、通算3年間の停職処分とするよう勧告しました。
この勧告は、ニューマン判事が認知障害の有無を確認するための司法プロセスを妨げているとの判断に基づくものです。
ニューマン判事は現在も、行政手続および訴訟を通じてこの処分に異議を唱えており、一度は地方裁判所で却下されたものの、現在は控訴中です。
ニューマン判事は1984年、ロナルド・レーガン大統領によりCAFC判事に任命されました。
The Thomson Reuters (July 29, 2025)