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夢のみつけ方
2026.07.01
美輪明宏さんの訃報に接し、心よりご冥福をお祈りいたします。
私が米国から帰国して間もない2005年から2009年頃まで、『オーラの泉』という番組をよく観ていました。美輪明宏さんと江原啓之さんの対話は、ときに厳しく、ときに温かく、多くの気づきを与えてくれました。
ある女性が美輪さんに人生相談をしたそうです。
「やりたいことが何もありません。夢がない自分が恥ずかしいんです。」
多くの人なら、「これから見つかりますよ」「いろいろ挑戦してみなさい」と励ますでしょう。
しかし、美輪さんは違いました。
「あら、立派な夢なんてなくて結構よ。私だって、絶対にやりたくないことを捨てていったら、たまたま今の私が残っただけなの。」
そう、やさしく微笑みながら語ったそうです。
「やりたいこと」を必死に探すよりも、「絶対にやりたくないこと」を一つずつ手放していく。その方が、本当に自分に合った生き方に近づけるのかもしれません。
他人の目を気にせず、自分自身と向き合い、「これは違う」と思うものを少しずつ手放していく。その先に、「本当はこういう人生を歩みたかった」という自分自身の姿が、自然と浮かび上がってくるような気がします。
もちろん、実際にそう生きるのは簡単なことではありません。
それでも、この美輪さんの言葉には、不思議と腑に落ちるものがあります。
夢は、探して見つけるものではなく、不要なものを一つひとつ手放した先に、最後に残るものなのかもしれません。