米国知財便り
米国特許商標庁、特許適格性(Subject Matter Eligibility)に関する宣言書(SMED)の最新メモランダムを公表
2026.09.30
米国特許商標庁(USPTO)は、特許要件(対象事項の適格性:Subject Matter Eligibility)に関する実務の明確化に向けた取り組みの一環として、新たなメモランダムを公表いたしました。
本メモランダムは、2026年4月30日付の長官メモランダムを補完するものであり、37 CFR 1.132に基づく「対象事項適格性宣言書(SMEDs)」の審査フローチャートおよび作成・提出時のベストプラクティスを提示しています。
【メモランダムの概要】
1.分析用フローチャートの提示
USPTO審査官が出願人から提出されたSMED(宣誓書)を審査・評価する際の判断プロセスを示すフローチャートが強調されています。
2.ベストプラクティスの明示
出願人および代理人(弁理士・弁護士)向けに、効果的なSMEDを準備・提出するための実践的な推奨事項がまとめられています。
3.従来の運用・実務の継続
今回のメモランダムは既存のUSPTOガイダンスに準拠したものであり、新たな手続や制度の変更を導入するものではありません。
【実務上の留意点】
米国出願における101条拒絶(対象事項の適格性)への対応において、証拠資料として宣誓書(SMED)を活用する際、審査官がどのような基準・フローでその内容を評価するかを把握するうえで有用な資料となります。
本メモランダムを含め、直近で発行されたガイダンス、事例集(Examples)、研修資料等は、USPTOの下記ウェブサイト(Subject Matter Eligibilityページ)にて公開されています。